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【「違い」を解説】 心理カウンセラー vs 心療内科医 vs 精神科医

たとえば「うつ病」にかかったとします。病状を改善させるために、心理カウンセラーや心療内科医、精神科医のお世話になったりしますね。

「うつ病」の改善をサポートするのは一緒なのですが、この3つの仕事には違いがあります。

今回の記事では3つの職業の違いについてまとめました。


心理カウンセラーは医者ではない

心療内科医と精神科医が医者であるのに対して、心理カウンセラーは医者ではありません。なので、心理カウンセラーは薬の処方ができません


心療内科医と精神科医はお医者さん

心療内科医と精神科医はお医者さん。なので、心療内科医と精神科医になるには、大学の医学部に入学し、国家資格試験に合格することが必要です。


心療内科医と精神科医はどう違うの?

うつ病を専門的に診察する科は、心療内科ではなく、精神科。ですが、心療内科を訪れる人が多いのが現実です。

心療内科は、ストレスなどの心理・社会的な要因によって頭痛や胃かいよう などを発症した人を治療する科。身体的な症状がある軽度のうつ病の患者の場合、心療内科で心身両面からの治療を行っています。

心療内科では、心身症の病状がある患者に対して、心身両面からの診療を行なっています。

参考までに、日本心身医学会は心身症を次のように定義しています。

「心身症とは身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的因子が密接に関与し、 器質的ないし機能的障害が認められる病態をいう。ただし神経症やうつ病など、 他の精神障害に伴う身体症状は除外する。」

(参考)
大森病院 心療内科:心身症

精神科は、統合失調症、うつ病、不眠症、アルコール依存症、認知症などの病気を治すところです。

(参考)
マイナビニュース:心療内科医に聞く。心療内科とは何を診るところ?


心理カウンセラーってなに

心理カウンセラーは、悩みをかかえる人を心理面からサポートする仕事。活躍の場は、学校、企業、刑務所、そして個々人対象のカウンセリングなど。

心理カウンセラーになるためには、大学・大学院や専門学校の心理学系の学科で学び、資格を取得して心理カウンセラーになるという道が一般的

しかし、自ら「心理カウンセラーです」と名乗ってしまえば、誰でもカウンセラーになれるという自由な面もあります。ですので、通信講座で勉強して心理カウンセラーになることも可能です。


カウンセリングとは

カウンセリングは、アドバイスとは異なり、クライアント(相談依頼者)に対して明確な解決策を提案することは原則的にはありません。カウンセリングでは、クライアントが自分と向き合い、新しい気付きに自発的にたどり着くのを手助けします。

(参考)
ウィキペディア:カウンセリング


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