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【実例】自分史を活用した自己PRの書き方

自分史を活用した自己PRの書き方

*2022年8月20更新。

自己PRは、志望動機とつながりがあると効果的。なので、あらかじめ、双方をセットで整理しておきましょう。

私は、過去15年以上にわたり、に人事やキャリアコンサルタントとして、学生や社会人の方にアドバイスしてきました。その中で、就活対策は、自分史づくりから入ると、とても効率的に進められると実感しています。

以下、2023年、2024年卒の就活生や、転職活動中の方のために、実例を交えてポイントを整理してみました。


自分史の実例(簡略版)

以下は、外資系金融企業に内定した学生の具体例。
(実物そのものではなく、アレンジを加えています)

<高校時代まで>

  ・バレーボール部。セッターとして県大会ベスト4に貢献。

<大学生時代>

  ・米国に留学し、大学4年間を過ごす。
  ・成績優秀奨学金を獲得。
  ・留学生むけの交流会のボランティア活動をする。
  ・留学生むけのインターンシップを受け入れてくれる企業を探すサークル活動をする。
    →3社の協力企業を獲得。
  ・toeicは900点超え。

<仕事で何がしたいか>

  ・外資系金融企業でミドルオフィスの仕事がしたい。
  ・高校時代、セッターとして後衛と前衛をうまくつなげる役割にやりがいを感じた。
  ・米国留学では、留学生と米国との架け橋となる活動をしてきた。
  ・外資金融に入社後は、フロントオフィスとバックオフィスをうまくつなげるミドルオフィスの仕事ができたらと思っている。


自分史づくりのポイント

・全体が1つのテーマで統一されているのがベスト。
  ※上記の例であれば、「これまでセッター的な役割をしてきた→ミドルオフィスの仕事がしたい」という流れ。
・A4の紙1~2枚以内の分量に整理できるとよい。
  (その分量を超えると、アドバイスする人が把握し切れないことが多い)
・具体的な成果を書き出す。
・自己PRになりそうなことと、志望動機とのつながりを意識。
・社会人は、これまでのキャリアの中で、成果を出せたことを中心に書き出す。
・就活仲間や内定者、OBなどに突っ込んでもらう。
・説得力が出るようになるまで、何度も書き直す。
・自分史をもとに自己PR、志望動機、エントリーシート、履歴書をつくる。

伝えたい内容がひとりよがりにならないようにすることも大事です。模擬面接を繰り返し、効果的に自分のイイタイコトが相手に伝わっているのか確認する作業が欠かせません。


業界や企業によって自分史を微調整

自分史の原型は変わりませんが、業界や企業によって、違うテーマ・エピソードを強調した方が効果的であるケースが多々あります。

違うバージョンに組み直すたびに、模擬面接をしてみるのがベスト。リクナビ(リクルート社)など、就職サイトでは模擬面接ができることがあります。そうした機会も活用して、微調整を繰り返すことが、成功のカギです。


転職活動中の人は、転職サイトのキャリアコンサルタントにも相談

転職活動中の社会人の方は、自己PRにできそうなことなどを書き出し、キャリアコンサルタントに相談するのも効果的。キャリアコンサルタントは、たくさんの転職志望者の自己PRに目を通していますので、客観的な意見を聞くことができます。

転職サイトの中には、キャリアコンサルタントに会って相談ができるところがあります。そうしたサイトに登録し、自分史をもとに、自己PRできそうなことや、志望動機にできそうなことを相談します。その際、一人のコンサルタントですと、少しアドバイスがかたよっていることがあります。なので、2人以上から意見を聞き、最後は自分の判断でアドバイスを取捨選択するようにすると、よりよいです。

加えて、数多くのお手本に目を通しましょう。自分以外の履歴書や職務経歴書には、いくつもの発見があるもの。いい部分はどんどん採り入れつつ、最終的にはお手本とは一味違う自分らしいものに仕上げるのがコツです。


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