税理士の年収は?
*2015年4月20日更新版。
年収ラボというサイトによると、税理士の平均年収は 817万円。国家資格の中では、公認会計士と並んで高収入の資格になっているようです。
(参考)
・年収ラボ: 平成25年 税理士の平均年収
税理士になるには
税理士になるには、国家試験である税理士試験に合格する必要があります。試験科目は全部で11科目。その内5科目をクリアすれば合格です。
税理士試験の特色としては、「科目選択制度」と「科目合格制度」の2つがあります。1科目ずつ受験できることなどから、難易度が高い試験にもかかわらず、年に5万人ほどが受験しています。
合格率と難易度は?
2014年度の場合ですと、41,031人が受験して合格者は 6,909人。合格率は 16.8%。難易度が高めの試験であることが分かります。
合格率については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【最新まとめ】 合格率と難易度 【税理士試験】
税理士の仕事内容
税理士は、税理士法に定める国家資格。税務に関する専門家として、申告納税制度の理念にそって、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命としています。
仕事内容としては、他人の求めに応じ、各種税金の申告・申請、税務書類の作成、税務相談、税に関する不服審査手続き等を行います。
「税理士となる資格を有する者」には、税理士試験に合格し2年以上の実務経験を持つ人、23年以上税務署に勤務した国税従事者、公認会計士、弁護士が当てはまります。
(参考)
・wiki:税理士
試験科目
試験は、会計学に属する科目(簿記論および財務諸表論)の2科目と税法に属する科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法または酒税法、国税徴収法、住民税または事業税、固定資産税)のうち受験者の選択する3科目(所得税法または法人税法のいずれか1科目は必ず選択)について行われます。
先述のとおり、税理士試験は科目合格制をとっており、受験者は一度に5科目を受験する必要はなく、1科目ずつ受験してもよいことになっています。
合格基準点は各科目とも満点の60パ-セント。合格科目が会計学に属する科目2科目および税法に属する科目3科目の合計5科目に達したとき合格者となります。
(参考)
・国税庁のHP:税理士試験の概要
税理士受験資格
国税庁のHPによれば、おもな受験資格は次のようになっています。以下のうちいずれか1つを満たせば受験できます。
〇 学識による受験資格
・大学又は短大の卒業者で、法律学又は経済学を1科目以上履修した者
・大学3年次以上で、法律学又は経済学を1科目以上含む62単位以上を取得した者
・一定の専修学校の専門課程を修了した者で、法律学又は経済学を1科目以上履修した者
・司法試験合格者
・公認会計士試験の短答式試験に合格した者
〇 資格による受験資格
・日商簿記検定1級合格者
・全経簿記検定上級合格者
〇 職歴による受験資格
・法人又は事業行う個人の会計に関する事務に3年以上事した者
・銀行、信託会社、保険会社等において、資金の貸付け・運用に関する事務に3年以上従事した者
・税理士・弁護士・公認会計士等の業務の補助事務に3年以上事した者
(参考)
・国税庁のHP:税理士試験受験資格の概要
試験対策ではどんな学校や通信講座があるの?
税理士や公認会計士の予備校としては、TACや資格の大原といったところがよく知られています。通信講座では、クレアールなどが有名です。クレアールは、東京の水道橋に通学コースも開講しています。
TACは渋谷の校舎が大きくてキレイといった口コミがあります。クレアールは、「非常識合格法」という指導方法を採用しているのが特色です。
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