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【就活の大原則】 「仕事ができる人」になれば内定

「仕事ができる人」になれば内定

就活の面接の選考基準はいたって単純明快。
「仕事ができそうな人」が内定し、「仕事ができなそうな人」が不採用になります。

以下、企業の人事やキャリアコンサルタントをした経験も踏まえてまとめました。


「〇〇という受け答えをしたから内定」は誤解を生じやすい

就活をしていると、とかく

「面接で〇〇という受け答えをしたから内定」
「面接で□□という受け答えをしたら落ちた」

という話でもちきりになります。

確かに一部「面接でコレを言ってはいけない」という受け答えはあります。

ですが、その受け答えのみで「内定するかしないか」が決まるといったことは多くありません。面接では、あくまですべての受け答えや言動を総合して、「志願者は果たして仕事ができそうなのかどうか」を判断しているのです。


「仕事ができる」ってどういうこと?

では「仕事ができる」とはどういうことでしょうか。
ざっくり言えば、「チームで結果を出せるかどうか」

サッカーをイメージすると分かりやすいのではないかと思います。プロとは結果の出せる人。サッカーなら、得点にからめるか、失点を防げるかがすべてです。

ただ、スタンドプレーではダメで、チームワークを保ちながらチームに貢献する必要があります。


バイトやインターン、体育会で結果を出そう

学生の場合なら、バイトやインターン、体育会といった活動が仕事に近いです。なので、これらの活動の中で結果が出せると強いです。

たとえばコンビニのバイトであれば、「おでん売上No.1」(市内の全店舗中)といった結果に貢献するなどのアクションが考えられます。

体育会出身者は就活に強いと言われます。実際そうなのですが、それは一面、「優勝」「一部リーグ昇格」といった結果にこだわる性質の活動だからでもあります。


自分のやりたいことで、強みを生かして結果を出そう

結果を出すに際しては、自分の強みや自分が好きなことで力を発揮したいところ。それがやりたい仕事に近いことであればなお可です。

たとえば、過去にテレビ局に内定したある学生は、演劇サークルでの演出の役割に打ち込みました。演出にこだわり、いい芝居をつくりあげることでサークルの評判を上げ、結果として観客動員を増やすことに貢献しました。テレビ局では「ドラマの演出」の仕事を志望し、内定しています。


結果にこだわる生き方を

ゼミでもサークルでも、今日から結果にこだわる生き方を意識しましょう。一つ一つの結果にこだわる中で、失敗があれば、なぜ失敗したのかをよく反省し、次の行動に生かします。

転職であっても、やはり徹底的に結果にこだわること。いまの仕事で結果が出せなければ、転職での成功も遠ざかってしまいます。

小さな成功を一つずつていねいに積み重ね続けることこそ、やりたい仕事への近道なのです。


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【内定率は現役学生の半分未満】 「既卒」就職活動の現実

既卒の内定率は現役学生の半分以下

就職サイト「マイナビ」が2014年に実施した調査結果によれば、既卒の内定率は現役学生の半分未満

2014年9月時点で、既卒の内定率は前年比1.7ポイント増の30.7%。ですが、同時期に調査した現役学生の内定率は、前年比5.1ポイント増の69.8%。既卒の内定率は現役学生の半分にも届かないのが現実なのです。


内定先は中小企業の割合が高くなる傾向

内定先の従業員規模については、「300人未満」の合計が40.2%。現役学生の比率32.2%と比較して中小企業の割合が高くなっています


マイナビの調査の概要

マイナビの既卒調査の概要は次のとおりです。

・調査名     2014年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査
・実施期間   2014年9月10日~9月23日
・調査方法   2014年9月10日時点のマイナビ2015会員の内、既卒の登録者にWEB DMを配信。
・調査対象   マイナビ2015会員のうち、既卒で登録している約24,000名
・有効回答数 331名

(参考)
2014年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査


企業の本音は?

「既卒は新卒ではありませんので、私が採用担当者なら、あなたを相手にしません」

「いまの現実として、企業は新規採用を優遇しています。就職浪人などで就職すると大企業では、課長になるときにかなり差別されます」

「採用担当者です。日本の企業では『新卒』を自社のカラーに育てる風潮が強いです。既卒と新卒では枠が違いますからね。就職留年して来年受ける方が断然有利です」

「質問・疑問 に答えるQ&AサイトOKWave」には、上記のような企業側の本音が掲載されていると言います。

(参考)
ダイヤモンドオンライン:就職留年は就職浪人より有利って本当!?リベンジ就活をめぐる都市伝説の真偽


既卒の就活はかなり厳しい

私は企業の人事やキャリアコンサルタントをしていたことがありますが、現場で見ていても既卒の就活は厳しかったです。とくに大企業では既卒に対する差別が根強く残っているように感じます。


既卒で就活に成功するには

厳しい現実を突破するには、次の2点がとくに重要だと思います。

・中小企業やベンチャー企業にも積極的に志願する。
・アルバイトやインターンシップに参加して、責任のある仕事を担当し、結果を出す。

差別は現実にありますので、大企業にこだわりすぎるのはおすすめしません。大企業と比較して、中小企業やベンチャー企業の方が、既卒差別を行わない会社が多いです。

また、採用選考では、志願者が仕事をする実力があるのかどうかが問われます。ですので、就活で成功するには、アルバイトやインターンで明確な結果を出すことが近道。小手先の就活テクニックにとらわれすぎず、本質を見据えた対策に力を注ぐのがベストです。


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【就活の大原則】 「仕事ができる人」になれば内定

【内定がグンと近づく】 就活準備リスト 【2025-26年卒】


by ashinari

*2023年7月24日更新版。

「何をどれだけやったらいいのかわからなかった」
これは、私がキャリアコンサルタントをしていた時、第一志望から内定がもらえなかった学生の一言。

いまでも私の耳に残っています。

そんなことがあり、「就活で何をどれだけやったらいいのか」を一覧にしようと、就活準備リストを作るにいたりました。

就活生は千差万別。課題はそれぞれ異なり、準備することも違ってきます。なので、以下の準備リストは万能ではありません。それを踏まえたうえで活用してもらえたらうれしいです。


内定がグンと近づく就活準備リスト

たとえば、4年制大学の学生なら、3年生の12月末までの消化を目安に活用してください。なぜかというと、3年生の1月以降は学校のテスト、2月以降はエントリーシートの締切と、会社説明会・面接ラッシュで多忙を極めてしまうためです。

*以下のリストは人気企業志望者(大学生・大学院生)むけ。
*専門学校の学生や転職中の方は、以下をうまくアレンジしていただけたらと思います。

■ 大原則

「仕事ができる人になる」ことが内定への近道です。就活では「志願者は仕事ができそうなのかどうか」が評価されるからです。

「仕事ができる人」とはどういう人なのかについては、当ブログの次の記事でまとめています。

【就活の大原則】 「仕事ができる人」になれば内定

■ 資金計画

  ○ 年間約 30万円以上。テレビ局地方局等の受験者年間約 50万円以上
      *旅費・交通費、スーツ、コート、バッグ、靴、通信、飲食、書籍などもろもろ。

■ PC

  ○ マイ・パソコンの購入。パソコンはノート型だと持ち運びに便利。
      *モバイルは都市圏ならWiMAXが安いです。
         ただし、家の中では、速度や安定度の点で光回線の方が快適だと思います。

  ○ PCウィルス対策
      *毎年ウィルスで就活情報全部やられてしまう人が出ます。

■ サイト

  ○ リクナビ
      *読み物に目を通すと就活の基本が一通りマスターできる。

  ○ マイナビ
      *大規模な合同説明会を主催。

  ○ みんなの就職活動日記
      *口コミ情報掲示板。

  ○ エティック
      *良心的なインターンシップNPO。現場インターンを積極的に行ってます。

  ○ 外資就活
      *外資系企業への就活ノウハウ情報が充実。

  ○ 就職活動応援ページAfter Season
      *メールや、お礼状、内定辞退文書などの書き方。
 

■ 書籍

新年度の就活本が発行されるのを待っていると、対策が追い付かないことが多々あります。なので、役立つ本に出会ったら、まずは旧年度版で対策をスタートさせてしまうことをおすすめします。

  ○ 『就職四季報』東洋経済新報社
      *企業別の働きやすさ情報満載のベストセラー。
      *「平均年収」や「採用実績校」が参考になる。東洋経済が企業にアンケートを送って回答してもらっているので信頼性のあるデータが掲載されている。

  ○ 『7つの習慣
      *年収1000万円以上のビジネスマンが勧める自己啓発書。人生で成功できるかできないかは能力ではなく習慣、というのが励みになる。

  ○ 『絶対内定2025 自己分析とキャリアデザインの描き方
      *自己分析用。

■ 英語

  ○ トーイック受験
      *海外と関係のある会社の場合。第一目標:600点、第二目標:730点。外資金融・客室乗務員(CA)志望者の目標:800点以上+英会話。

就職に有利な資格については、次の記事で解説しています。

【まとめ】就職・転職に役立つ資格 役立たない資格

■ グッズ

  ○ 名刺
      *ネットワークを広げたい人。

名刺については、当ブログの次の記事でまとめています。

【疑問解消】インターンシップで名刺は必要?

  ○ 写真
      *写真館で撮るのが望ましい。

■ インターンシップやセミナーへの参加

  *とくに現場インターンシップで成果が出せると強い。
  *ただし、現場インターンは夏までがよい。秋以降は就活に集中するのがベター。

■ 意識の高い仲間(できれば5人以上)

■ 長所・短所取材(できれば5人以上)

■ 性格適性試験対策

  *リクルート社のR-CAPなどがおすすめ。
  *面接では、面接官の手元に性格適性検査の結果が置かれることがよくある。
     なので、どういう結果が出ているのかあらかじめ知っておいた方がベター。

■ 内定者への取材(できれば10人以上)

  *履歴書・エントリーシートを見せてもらう。選考情報を聞く。

■ OB・OG訪問(できれば10人以上)

  *自己PR・志望動機へのアドバイスももらう。

OB・OG訪問については、以下の記事でアドバイスしています。

自己PRの例文と書き方は「博報堂系」の指導が決め手!

■ 自己PR・履歴書・エントリーシートチェック

  *最低5回以上、目標のべ40回以上。

自己PRの書き方については、次の記事を参考にしてください。

【実例】自分史を活用した自己PRの書き方

■ グループディスカッション

  *練習・本番合わせて早期に最低5回以上、目標10回以上。

■ 模擬面接

  *練習・本番合わせて早期に最低5回以上、目標10回以上。ビデオ撮り&再生チェックが望ましい。

面接対策については、次の記事をご覧ください。

【面接対策のよくある失敗】10回以上練習せずに本番


以上、掲載したサイトや書籍はほんの一部。

業界・企業によって、この他にも多数、目を通しておきたいサイトや書籍等があります。内定者や社会人にも相談して、最適なものを取捨選択するとよいでしょう。


内定への近道は「小手先のテクニック」ではなく「仕事ができる人」になること

就活でイチバン重要なのは、「仕事ができる自分」になること。なぜなら、筆記試験も面接もディスカッションも、「あなたが仕事ができる人なのかどうか」を評価するために行われるものだからです。

なので、早期にインターンシップやアルバイトで責任のある仕事に取り組み、小さな結果を積み重ねていくのがベストです。


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【4つの失敗パターン】大学生の短期海外インターンシップ

就職協定は守られないってホント?(就活2025年卒)

就職協定は守られない?

*2023年7月29日更新版。

過去を振り返ってみますと、就職協定は守られた試しがありません

外資系企業や中小企業はそもそも対象外。なので、就活が本格化する前に「青田買い」をスタートさせてしまいます。大手企業もインターンの名目で優秀な学生を囲い込むということが繰り返されてきました。

2025年卒の学生からは、インターンシップが企業の採用選考に直結することが公式に決まりました。これにより、「青田買い」を行う企業がいっそう増えるものと思われます。


2025年卒の就活スケジュールは?

2023年の7月から企業のインターンシップが本格化することを考えると、6月からはインターンシップ参加のための選考がどんどん実施され始めたことと思います。

アナウンサーや外資金融については、年内に内定が出始めるものと思われます。

2月からは、エントリーシートや、会社説明会、筆記試験、面接などが行われ、3月からは本格的に内定ラッシュとなるでしょう。

そして、昨年同様、2024年の6月には、7割の学生には内定が出ているというスケジュールになることが予想されます。


就職協定って何?

就職協定とは、経団連などと大学の代表者で構成される就職協定協議会が、企業の就職説明会および大学生の会社訪問の開始時期を定めた紳士協定。就職協定は1952年に制定され、1996年に廃止されました。

(参考)
ウィキペディア:就職協定

経団連はこれまで実施していた「採用選考に関する企業の倫理憲章」を改め、2013年9月13日に「採用選考に関する指針」を発表。採用選考時期がこのようなカタチで規定されるのは、廃止された「就職協定」以来だと言います。

なので、協定廃止後の取り決めに対しても、「就職協定」と表現するケースも見受けられます。


早期からインターンシップに参加しよう

2025年卒や2026年卒の就活生の皆さんは、経団連等の取り決めはあまり気にせず、インターンシップに早期から取り組んだり、1年間英語圏に留学するなどしておきましょう。インターンシップで仲間をつくり、意識の高い仲間同士で情報交換が続けること。そうすれば、就活に乗り遅れる心配がなくなります。


インターンシップで失敗しないために

意識の高い学生は、大学に入学したら早期に海外インターンシップや海外ボランティアに取り組むのが、ここ数年のトレンド。ただ、かなり流行しているため、体験の内容が似通ってしまっています

キャリアコンサルタントとして15年以上 就活を見守った経験から、短期海外インターンの典型的な失敗パターンには、次の4つが挙げられます。

1、他の学生と同じような体験
2、中途半端な英語力が身についただけ
3、成果が明確でない
4、就活成功以外の動機がない

海外インターンでありがちな失敗について、くわしくは以下の記事で解説しています。

【4つの失敗パターン】大学生の短期海外インターンシップ

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【内定がグンと近づく】 就活準備リスト