by ashinari
*2023年7月24日更新版。
「何をどれだけやったらいいのかわからなかった」。
これは、私がキャリアコンサルタントをしていた時、第一志望から内定がもらえなかった学生の一言。
いまでも私の耳に残っています。
そんなことがあり、「就活で何をどれだけやったらいいのか」を一覧にしようと、就活準備リストを作るにいたりました。
就活生は千差万別。課題はそれぞれ異なり、準備することも違ってきます。なので、以下の準備リストは万能ではありません。それを踏まえたうえで活用してもらえたらうれしいです。
内定がグンと近づく就活準備リスト
たとえば、4年制大学の学生なら、3年生の12月末までの消化を目安に活用してください。なぜかというと、3年生の1月以降は学校のテスト、2月以降はエントリーシートの締切と、会社説明会・面接ラッシュで多忙を極めてしまうためです。
*以下のリストは人気企業志望者(大学生・大学院生)むけ。
*専門学校の学生や転職中の方は、以下をうまくアレンジしていただけたらと思います。
■ 大原則
「仕事ができる人になる」ことが内定への近道です。就活では「志願者は仕事ができそうなのかどうか」が評価されるからです。
「仕事ができる人」とはどういう人なのかについては、当ブログの次の記事でまとめています。
・【就活の大原則】 「仕事ができる人」になれば内定
■ 資金計画
○ 年間約 30万円以上。テレビ局地方局等の受験者年間約 50万円以上
*旅費・交通費、スーツ、コート、バッグ、靴、通信、飲食、書籍などもろもろ。
■ PC
○ マイ・パソコンの購入。パソコンはノート型だと持ち運びに便利。
*モバイルは都市圏ならWiMAXが安いです。
ただし、家の中では、速度や安定度の点で光回線の方が快適だと思います。
○ PCウィルス対策
*毎年ウィルスで就活情報全部やられてしまう人が出ます。
■ サイト
○ リクナビ
*読み物に目を通すと就活の基本が一通りマスターできる。
○ マイナビ
*大規模な合同説明会を主催。
○ みんなの就職活動日記
*口コミ情報掲示板。
○ エティック
*良心的なインターンシップNPO。現場インターンを積極的に行ってます。
○ 外資就活
*外資系企業への就活ノウハウ情報が充実。
○ 就職活動応援ページAfter Season
*メールや、お礼状、内定辞退文書などの書き方。
■ 書籍
新年度の就活本が発行されるのを待っていると、対策が追い付かないことが多々あります。なので、役立つ本に出会ったら、まずは旧年度版で対策をスタートさせてしまうことをおすすめします。
○ 『就職四季報』東洋経済新報社
*企業別の働きやすさ情報満載のベストセラー。
*「平均年収」や「採用実績校」が参考になる。東洋経済が企業にアンケートを送って回答してもらっているので信頼性のあるデータが掲載されている。
○ 『7つの習慣』
*年収1000万円以上のビジネスマンが勧める自己啓発書。人生で成功できるかできないかは能力ではなく習慣、というのが励みになる。
○ 『絶対内定2025 自己分析とキャリアデザインの描き方』
*自己分析用。
■ 英語
○ トーイック受験
*海外と関係のある会社の場合。第一目標:600点、第二目標:730点。外資金融・客室乗務員(CA)志望者の目標:800点以上+英会話。
就職に有利な資格については、次の記事で解説しています。
・【まとめ】就職・転職に役立つ資格 役立たない資格
■ グッズ
○ 名刺
*ネットワークを広げたい人。
名刺については、当ブログの次の記事でまとめています。
・【疑問解消】インターンシップで名刺は必要?
○ 写真
*写真館で撮るのが望ましい。
■ インターンシップやセミナーへの参加
*とくに現場インターンシップで成果が出せると強い。
*ただし、現場インターンは夏までがよい。秋以降は就活に集中するのがベター。
■ 意識の高い仲間(できれば5人以上)
■ 長所・短所取材(できれば5人以上)
■ 性格適性試験対策
*リクルート社のR-CAPなどがおすすめ。
*面接では、面接官の手元に性格適性検査の結果が置かれることがよくある。
なので、どういう結果が出ているのかあらかじめ知っておいた方がベター。
■ 内定者への取材(できれば10人以上)
*履歴書・エントリーシートを見せてもらう。選考情報を聞く。
■ OB・OG訪問(できれば10人以上)
*自己PR・志望動機へのアドバイスももらう。
OB・OG訪問については、以下の記事でアドバイスしています。
・自己PRの例文と書き方は「博報堂系」の指導が決め手!
■ 自己PR・履歴書・エントリーシートチェック
*最低5回以上、目標のべ40回以上。
自己PRの書き方については、次の記事を参考にしてください。
・【実例】自分史を活用した自己PRの書き方
■ グループディスカッション
*練習・本番合わせて早期に最低5回以上、目標10回以上。
■ 模擬面接
*練習・本番合わせて早期に最低5回以上、目標10回以上。ビデオ撮り&再生チェックが望ましい。
面接対策については、次の記事をご覧ください。
・【面接対策のよくある失敗】10回以上練習せずに本番
以上、掲載したサイトや書籍はほんの一部。
業界・企業によって、この他にも多数、目を通しておきたいサイトや書籍等があります。内定者や社会人にも相談して、最適なものを取捨選択するとよいでしょう。
内定への近道は「小手先のテクニック」ではなく「仕事ができる人」になること
就活でイチバン重要なのは、「仕事ができる自分」になること。なぜなら、筆記試験も面接もディスカッションも、「あなたが仕事ができる人なのかどうか」を評価するために行われるものだからです。
なので、早期にインターンシップやアルバイトで責任のある仕事に取り組み、小さな結果を積み重ねていくのがベストです。
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