スポンサーリンク

【ゼロからわかる】 宅建 5問免除と講習 (宅地建物取引士資格試験)

宅建試験 5問免除と講習

「宅建の5問免除」とは、不動産業界で働く人が、講習を受けることで、試験問題数が減る制度。「登録講習」という国土交通大臣の登録を受けた機関の講習を受講し修了試験に合格することで、試験科目の一部が免除されます。

登録講習修了者は、宅建本試験での出題数が一般受験者より5問少ない45問になります。合格基準点も一般受験者より5点引き下げられた点数となる代わりに、試験時間は一般受験者より10分短縮されて1時間50分となります。


どの問題が免除になるの?

講習を修了し、修了試験に合格した日から3年以内に行われる試験については、以下の1および5について免除されます。

〇 宅建の試験範囲

  1、土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
  2、土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
  3、土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
  4、宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
  5、宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
  6、宅地及び建物の価格の評定に関すること。
  7、宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

(参考)
不動産適正取引推進機構:試験実施要領


登録講習のカリキュラムは?

たとえば資格学校「TAC」の場合ですと、カリキュラムは以下のとおりです。

〇 通信学習(約2か月間)

  スクーリング開始までに一通りの学習を修了します。

〇 スクーリング(講習2日間)

  3時間講義×3回
  1時間講義×1回

〇 修了試験(1時間)

  4肢択一式、全20問で、14問以上の正解で合格。


登録講習が受けられる学校ってどこなの?

宅地建物取引業法第16条第3項に基づき国土交通大臣の登録を受けた登録講習機関は次のとおりです。

・公益財団法人 不動産流通近代化センター

・株式会社  東京リーガルマインド

・TAC 株式会社

・株式会社 住宅新報社

・アットホーム 株式会社

・株式会社 総合資格

・株式会社 辰已法律研究所

・株式会社 日建学院

・株式会社 日本ビジネス法研究所

・有限会社ユーノリカ(宅建ゼミナール)

・株式会社 Kenビジネススクール

・株式会社 九州不動産専門学院

・一般社団法人 職能研修会 

・学校法人 大原学園

・株式会社 プライシングジャパン

・株式会社 Social Bridge

・一般財団法人 福島宅建サポートセンター

・学校法人 名古屋大原学園

・一般財団法人 ハートステーション

・株式会社 コンプリート TOP宅建学院

(参考)
国土交通省:登録講習の登録講習機関一覧


関連記事

【最新まとめ】 宅建試験の合格率と難易度(宅地建物取引士資格試験)
【2015年】 宅建試験 【申し込みと試験日程】(宅地建物取引士資格試験)
【まとめ】就職・転職に役立つ資格 役立たない資格【有利な資格】

【まとめ】 宅建試験の合格率と難易度(宅地建物取引士資格試験)

宅建試験の合格率と難易度

過去3年間を見てみますと、宅建試験(宅地建物取引士資格試験)の合格率は 15.3%~17.5%。資格試験としては、難易度はやや高めと思われます。

〇 2014年度(平成26年度)

  ・受験者数 192,029名
  ・合格者数 33,670名
  ・合格率   17.5%

(参考)
平成26年度宅地建物取引士資格試験実施結果の概要(PDFファイル)

〇 2013年度(平成25年度)

  ・受験者数 186,304名
  ・合格者数 28,740名
  ・合格率   15.3%

〇 2012年度(平成24年度)

  ・受験者数 191,169名
  ・合格者数 32,000名
  ・合格率   16.7%

※ 宅地建物取引主任者資格試験は、「宅地建物取引士資格試験」に名称変更されることとなり、平成27年度に第1回の「宅地建物取引士資格試験」が実施されます。

(参考)
ユーキャン:宅地建物取引士[宅建] 資格・検定試験ガイド


試験の方法

50問・四肢択一式による筆記試験です。ただし、登録講習修了者は45問となっています。


試験の内容

宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかを判定することに基準が置かれています。

試験の内容は、おおむね次のとおりです。

・土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること。
・土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること。
・土地及び建物についての法令上の制限に関すること。
・宅地及び建物についての税に関する法令に関すること。
・宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること。
・宅地及び建物の価格の評定に関すること。
・宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること。

(参考)
不動産適正取引推進機構:宅地建物取引主任者資格試験


合格基準

合格基準は、2014年度の合格点は、50問中「32点」以上。登録講習修了者は45問中27問以上。上記のユーキャンのページによれば、2012年度と2013年度については、合格点は「33点以上」でした。


宅地建物取引士とは

宅地建物取引士とは、宅建試験に合格し、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、かつ、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受けた人を指します。

宅地建物取引業者は、その事務所その他国土交通省令で定める場所ごとに、事務所等の規模、業務内容等を考慮して国土交通省令で定める数の成年者である専任の宅地建物取引士を置かなければならないとされています。


関連記事

【2015年】 宅建試験 【申し込みと試験日程】
【ゼロからわかる】 宅建 5問免除と講習 (宅地建物取引士資格試験)
【まとめ】就職・転職に役立つ資格 役立たない資格【有利な資格】

【2015年】 宅建試験 【申し込みと試験日程】(宅地建物取引士資格試験)

宅建試験の申し込みと試験日程

2015年(平成27年)の宅建試験(宅地建物取引士資格試験)の申し込みと試験日程は次のとおりです。

〇 試験日

  平成27年10月18日(日)

〇 申し込み受付

・インターネット

  平成27年7月1日(水)9時30分から7月15日(水)21時59分まで

  ※ インターネット申込みでは、試験会場を事前に指定することができます。ただし、先着順のため、希望どおりにならない場合もあります。

・郵送

  平成27年7月1日(水)から7月31日(金)まで

  ※ 都道府県によっては、希望試験会場を選択することができるところもあります。ただし、先着順のため、希望どおりにならない場合もあります。

〇 試験案内配布期間

  平成27年7月1日(水)から7月31日(金)まで

〇 合格発表日

  平成27年12月2日(水)

※ 宅地建物取引主任者資格試験は、「宅地建物取引士資格試験」に名称変更されることとなり、平成27年度に第1回の「宅地建物取引士資格試験」が実施されます。

(参考)
不動産適正取引推進機構:平成27年度宅地建物取引士資格試験について


写真について

顔写真のサイズはパスポート申請用サイズ(縦4.5cm、横3.5cm、頭頂からあごまでが長さ3.2cm以上3.6cm以下のもの)。


試験日のスケジュールは?

平成27年10月18日(日)13時から15時まで(2時間)

※ ただし、登録講習修了者は、13時10分から15時まで(1時間50分)。
※ 当日は、12時30分から注意事項の説明があるので、それまでに自席に着席することになっています。


受験料

  7,000円


関連記事

【最新まとめ】 宅建試験の合格率と難易度
【ゼロからわかる】 宅建 5問免除と講習 (宅地建物取引士資格試験)
【まとめ】就職・転職に役立つ資格 役立たない資格【有利な資格】